#DNS の記事
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Jul. 19. 2020
仕事で社内DNSサーバーを更新する機会があったのですが、BiNDはセキュリティが心配だったのでUnboundとNSDを使って構築しました。その手順のメモです。 ちなみに、セカンダリーDNSが設定されていない端末がいくつもあったので、セカンダリーDNSを別IPで立てるのではなく、マスターとスレーブをVRRP (keepalived) で冗長化する構成にしています。普通はあまり無い構成だと思いますが、思いの外うまくいった感じがするので併せて記録しておきます。 環境 プラットフォーム: IPアドレス: 使用ポート: DNSの基礎と今回の構成 コンテンツサーバーとキャッシュサーバー DNSサーバーには「コンテンツサーバー」と「キャッシュサーバー」の2種類があります。「コンテンツサーバー」は自分が管理するドメインに対する名前解決問い合わせに回答するサーバーです。名前解決に関する情報はゾーンファイルというファイルに書かれていて、ゾーンファイルはこのコンテンツサーバーにあります。 「キャッシュサーバー」は名前解決の回答をキャッシュしておいて、後で同じドメインに対する問い合わせが来た時に、キャッシュし(続きを読む…)