#Python の記事
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May. 7. 2022
Celery という Python のタスクキューを使う機会があったので、簡単に使い方をメモします。 “タスクキュー” とは あるタスクを非同期に実行するための仕組みで、タスクの実行を依頼する Client と、タスクを実行する Worker というプロセスで構成されます。Client と Worker は “タスクキュー” と呼ばれるデータストアを介してやり取りします。 処理の流れは以下のようになります。 まず Worker プロセスを起動する。Worker は継続的にタスクキューをモニタリングします。 Client プロセスが実行したいタスクをキューに登録。 Worker プロセスはキューにタスクが登録されたのを検知してタスクを実行。 以降 Client がタスクを登録する度に Worker がそのタスクを実行します。 このような仕組みを使うことでシステム間の依存を減らせたり、長時間かかる処理を非同期に別のマシンで実行できるなどのメリットがあります。 用語 Celery Application: Celery のメインとなるコンポーネ(続きを読む…)